この町の防災防犯について、少し考えてみませんか?

皆さんはじめまして。

神大寺の町内会で防災防犯活動を務めさせて頂いている一丁目のウサギと申します。

昨年度はコロナの為にイベントが出来ず、余った時間で防災防犯関連に特化して活動して参りました。

その際に気付いた事や今後皆様のお役に立ちそうな事を書いて行きたいと思います。

特に何の専門家でもありませんので内容的に至らない部分が多々あると思いますがご了承下さいませ。

1・「今後30年以内に震度●の確立は▲■%」は全く役に立たない

いきなり否定的な内容ですが、これは過去200年程の記録を遡り大きな地震の回数で割っただけの数字なのです。

つまり地震予知に全くなっていないと言う事。

個人的に某地震予測アプリで調べていますが、このアプリは直近3年間の震度6レベルの地震を2週間前~2ヶ月前で予知して殆ど当てています。

有料で転載禁止の為に詳しくは書けませんが、特に印象に残ったのは「速報では遅い」の鋭い指摘。

実際に地震警報の数秒間で出来る事もありますが、より現実的な対策を打つには2週間は欲しいですよね。

2・「最低3日分の・・・」は、4日目から1ヶ月以上のサバイバルを覚悟

これもよく聞くフレーズですが、3日間とは「救援物資が来るまでの間」なのでしょうか?

実際に南海トラフや関東直下型地震が起きたら関東南部のインフラは崩壊するので3日間どころでは無いはずです。

まず発電所損壊や電線切断で広域停電が起こり、その影響で浄水場(神奈川区は西谷から送水)や都市ガスもストップします。

これらの復旧には阪神淡路大震災では2ヶ月以上を要しました。

仮に上水道が復旧しても下水道の補修は更に時間が掛かり、結果的にトイレ等の使用が制限され続けます。

そんな中で「トイレパック3日分」では足りるはずもなく、そこら中に汚物が散乱または投棄されて不衛生極まり無い状態で感染症も蔓延します。

これらは風評被害防止や混乱を起こさせたくない為か積極的に注意喚起されませんが、必ずと言って良い程「手遅れになってから困る事」です。

私達が過去から何かを学習していると公言するのなら、報道されていない現実や情報を自分自身で探し求めなくてはなりません。

3・原則「自分の安全確保」だがそれは「共助する余裕」を作る為

では最低限の生存環境を確保出来たとして、その後ずっと避難所で配給を待ち続けるのでは意味がありませんね(ケガや病気・高齢の方などを除き)

とにかく全員で助け合う事、その為に「命の72時間分」の食料や医薬品を備蓄しておく意味を事前に共有しておかないと、無駄に待機し続ける「指示待ち避難民」だらけになります。

いかに日頃から自発性や予測力・決断力・行動力を養う事が大切か、現代の社会全体でも不足している深刻な課題かも知れません。

4・「昭和の常識」は全て捨てる、全ては経験からの想像力

あらゆる事が進化しているので情報も時代と共に更新しなくてはなりません。

例えばここ最近で急増したタワーマンションや高層ビル群。

停電時の非常用電源が機能しなかったり上層階での生活機能麻痺など様々な問題が露呈しています。

特に免震構造の副作用で最上階は東日本大震災時に2メートル近い振れ幅が10分以上続きました。

ガラス張りの高層オフィスビルなら重さ100キロ以上あるコピー機がガラスを突き破って数十メートル上から降って来るなんて事も・・・

まとめ

とにかく全てが想定外なので、どんな事でも良いので頭でシュミレーションしておく事が大切です。

そして「これは気が付かなかった」「これは絶対起きるけど皆が理解していない」等の情報を可能な限り多くの人と共有して、頭で一度でも理解しておけば予想外のパニックを少しでも減らす事ができます。

この積み重ねが命を救うと共に、今希薄になりつつある人間関係の修復にも役立てる事が出来れば一石二鳥かなとも感じました。

この記事を書いたひと

一丁目のウサギ

神橋小学校・六角橋中学卒業で、ほぼずっと神奈川区にいるサラリーマンです。
ちょっと心配性な所を防災活動に活かして行きたいと思いますので宜しくお願い致します

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