非認知能力を育む!表現の学校「tetote」で見学!お話も聞けました!
今年4月に開講した表現の学校「tetote」
現代社会で重視されている「非認知能力」を楽しく育てることができますよ♪
今回はその様子を直接見学させていただきました!
さらに10年以上レッスンを手掛けてきた、代表の新見真琴さんにお話を聞くことができました。
新見さんは演出家や表現活動をする時は旧姓の「新見真琴」を使って活動されているそうです。
開講前にかんだいじナビでもご案内してるのでこちらもご覧ください。
表現の学校とは
意欲や自信、協調など内面に関する能力のことを「非認知能力」と言い、社会生活の中で、不自由に感じることをクリアする能力の多くを表します。
この「非認知能力」や「コミュニケーション能力」を演劇の手法で楽しく学べる場です。
日本ではまだ馴染み薄な演劇を用いた習い事のため、演劇というと構えてしまうかもしれません。
しかし「tetote」ではまず、打ち解けあう時間を設け、一人一人にあったペースでレッスンを進めていきます。
「恥ずかしがり屋だから習わせたい」とレッスンを受講する方も多くいらっしゃるみたいですよ♪
レッスン内容
tetoteのレッスンは、日本での普及はまだあまりされていませんが、海外では一般的に取り入れている、演劇を応用したドラマ教育です。
演劇やドラマなんて聞くと構えちゃいますよね?
しかしtetoteでは、子どもたちが能動的に、自分から行きたくなるような楽しめる工夫がされていました。
今回は初級の「解放」でした♪
まず挨拶から始まります。
挨拶は子どもたちのその日の気分で、ハイタッチやダンス、ハグなど一人一人違った表現でコミュニケーションをとります。
みんな元気いっぱい、自ら自由に挨拶していましたよ♪
次はみんなで打ち解けあうレッスンです。
やわらかいビニールでできた棒をジャンプやしゃがんで避けたり、体ギリギリを飛び交うぬいぐるみを避けたり。
子供たちは大盛り上がりで、それまでカメラを向けられて少し緊張していた子の緊張がなくなったように感じました。
さらに呼吸と発声も楽しくレクチャーをうけていました。
いよいよ演技レッスン。
とはいっても「ごっこ遊び」のように、本当に楽しんでできる内容でした。
1つは、6人の子どもたちが朝起きてから学校へ行くまでの過程を分担し、一人ずつ演じる。
朝起きる、朝食を食べる、着替える、歯を磨く、ランドセルを背負って靴を履いて家を出る。
この過程の中で思っていること、気持ちをそれぞれ無言・ちんぷんかんぷん言葉で表現します。(ちんぷんかんぷん言葉は、子どもたちが作った意味を持たない擬音に近いものでした。)
これを行っている途中、最年少の4歳の子が全部ひとりでやってみたいと言ったときは非常に驚きました。
少しできない部分はありましたが、それを新見さんに申告し、みんなの前で最後まできちんとやり切ることができていました。
私が4歳の時なんて、人との会話がやっとだったと思うんですが…
次に行われたのは、1~6の数字が書かれた紙をランダムで配布し、それぞれ子どもたちで決めた役(1番お父さん、2番お母さん、3番お兄ちゃん、4番お姉ちゃん、5番弟、6番赤ちゃん)の人になりきって、ちんぷんかんぷん言葉で演じるというレッスン。
この時みんなは誰がどの役を演じているかは把握していません。
一人一人が自分はどの役なのかを理解し、行動やしぐさを演じ、最後にみんなで答え合わせをするという内容でした。
どんな役でやるのか、どんな構成でやるのかを子どもたちで決めることによって、自己開示と協調性を育みます。
さらに人に伝わりやすく演じることで表現力や演技力も向上しますね。
非認知能力を付けるためのドラマ教育ですが、楽しそうに参加している子どもたちを見ていると、自然と笑顔になりましたよ。
ちなみにレッスンはご希望があれば、子どもの「人前慣れ」や子役向けの「個人レッスン」も受付けています。
新見さんは演技指導もできちゃうそうですよ♪
「tetote」の特徴
学校行事での学芸会や、演劇団体を招いての公演やワークショップの経験がある方も多いと思います。
そのほとんどが単発イベントになっていて、継続して行われるイメージってあまりないですよね。
私自身、小学校の時の学芸会や演劇鑑賞の機会はありましたが、その時それっきりで、演技や演劇といったものに触れること自体、継続することはなかったと思います。
さらに、毎週通えて表現を発揮する場が日本にはほとんど無いそうです。
「tetote」は、子どもたちが発揮した表現を容認し自己肯定感に繋げる場所でもあります。
ドラマ教育を「毎週積み上げることができる習い事」であることが特徴だと仰っていました。
今後多様性社会を生きる子どもたちには、能動的に探究する力や、想像力が絶対に必要とされてきます。
想像したことを表現出来る子を育てる、エグゼキューション能力の高い子の育つ場、それがtetoteです。
詳しくは表現の学校tetoteのnoteをご覧ください。
開講のきっかけ
以前は劇場現場で舞台の演出や裏方を行っていた講師の新見さん。
新型コロナウイルスのまん延が始まり、演劇業界、舞台、劇場がぱったりストップした時期がありました。
そのタイミングでお子さんが小学1年生になり、ここ数年学校でのコミュニケーションのあり方が変わったことで、自分の職能を活かしながら、すべきこと・できることはなにかと考え、コロナが収まってきた状況と共に「tetote」の開講に至ったそうです。
地元で、自分の子供と同じように育つ子供たちとそのご家族が、たくさん幸せでいて欲しいという願いを込めて開講していきます♪
表現の学校tetoteHP
「手と手が携える距離でコミュニケーションを。」という想いで、地域に根差していきたいと仰っていました。
子どもが能動的に通える習い事。
恥ずかしいを超えて楽しめるようにしているので「恥ずかしがらないで、一度遊びに来てほしい。」とのことです。
私がお伺いした時は男の子のみでしたが、別日は女の子もいるので男女関係なく受講者募集中だそうですよ。
終始笑い声の絶えない教室で、子どもたちもニコニコで帰っていく姿が印象的でした。
無料体験も随時受け付けているので、ぜひご連絡してみてください♪
ちなみに、6月11日(日)にJAメルカートかながわで行われる「第2回地域文化祭」にも『変装!お話し作りワークショップ』として出店していただきます♪
そちらもぜひ足を運んでくださいね。
表現の学校 tetote
受講日:火曜日・水曜日・木曜日
時間:16時~17時
お月謝:5,400円/月4回
HP:表現の学校tetote
E-mail:tetote.y.niimi@gmail.com
場所:神奈川区三ツ沢上町16-6
この記事を書いたひと
りょう
歩くのが好き。
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