子どもたちの第3の居場所「 神ちゃん家 (かんちゃんち)」っていったいどんなところ?
かんだいじナビでは、何度か 神ちゃん家 (かんちゃんち)が開催している企画情報をお伝えしていますが、実際にどんなところなのかまではご紹介できていませんでした。
なので、今回は神ちゃん家にお邪魔してきました。
神ちゃん家 のはじまりは2018年
「子どもたちの居場所を作ろう」と、2018年に発足した「 神ちゃん家 (かんちゃんち)」。
片倉三枚地域ケアプラザの協力を得ながら、片倉地区・神大寺地区・三枚地区、3つの社会福祉協議会と主任児童委員の皆さんではじまりました。
まずは、子どもの見守りや支援の必要性・現状を感じてもらおうと、自治会町内会長さんや町の役員の方々に集まってもらい、学習会やワークショップを何度か行ったそうです。
途中コロナ禍で中断を強いられたものの、ようやく2022年の夏から「 宿題応援企画 」を開催できるようになったそうです。
過去の企画には、「ショート動画作り」「書き初め」「新感覚遊びチェンジング」「読書感想文の書き方」「押し花作品作り」などの楽しい企画を参加費無料で開催しています。
神ちゃん家 (かんちゃんち)とは
子どもたちにとって、そして子どもたちのご家族にとっても、家庭・学校以外の第3の居場所という想いが込められている神ちゃん家。
名前の由来は、子どもたちが「〇〇ちゃんち」に行ってくる!と友だちの家に行くような感覚で来てほしいと、神大寺の「神」の字を使い、「 神ちゃん家 」になったそうです。
主に、夏休みや冬休みなど、子どもたちの長い休みの期間中に「宿題応援企画」を行っており、地域活動者を講師として招くことで、子どもたちと地域の方々の繋がりをつくっています。
企画者には、「研究の一環」として参加している大学教授もおり、「神ちゃん家」ならではの特長ある居場所づくりにもなっています。
神ちゃん家 では、いろいろな企画が行われています
今回お邪魔させていただいたのは、夏休みの宿題応援企画「読書感想文の書き方~本に親しんでほんの紹介カードを作ってみよう!」が行われた日でした。
テーマは「本の世界へようこそ」
本の作り方や点字の本など、「本」にまつわる本を紹介し、本の世界は「物語だけじゃない」と様々な視点で本を知ってもらい、学んでほしいと行われたそうです。
この読書感想文の企画のキッカケは、神ちゃん家メンバーのほとんどの方が、子どもの頃に苦手だった宿題が読書感想文だったからだそうです。
私も自由研究や工作といった好きなものから始めて、読書感想文や作文など苦手なものは後回しにしていたことを思い出しました。
皆さんも苦手だった宿題はありますか?
自分たちの経験から、「ちょっとでも手助けになる企画」が組めればと素敵な想いでできた企画でした。
私が子どもの頃にあれば、先生に怒られたり再提出するまで居残りなんてことにならなかったのかな、と参加した子どもたちがうらやましく思えました。
今回の講師の”ママゴト商店”シノさんと読み聞かせグループ”ハッピーマザー”さんは、地域で活動する方たち。企画の段階から、神ちゃん家メンバーと話し合ったそうです。
他にも、プロの動画クリエイターによる「動画づくり」、大学教授による「チェンジング」ゲーム、神大寺東町押し花の会さんによる「押し花による作品づくり」、冬には六角橋中学校吹奏楽部による「Xmasコンサート」、冬休みの宿題応援企画「書き初め」などなど、神大寺地区センターの協力もあり、たくさんの企画を用意しているそうです。
活動への想い
地域に住む人たちが、笑顔でこの町で暮らしてほしい。
ちょっとした手助けで元気になれる子どもがいるなら、力になりたい。
…という想いで活動している「神ちゃん家」。
この地域には、片倉うさぎ山プレイパークやキッズ、学童保育所もありますが、子どもには選べるほどたくさん居場所があることが理想なので、その1つとして「神ちゃん家」も定着させていきたいとも仰っていました。
最近いろいろな方からお話を聞かせていただくようになって、地域にはこのような見守りや支援活動があるんだなぁと感じています。
自分に直接関係なくてもこのような活動を地域の皆さんに知っていただけたら嬉しいです。
子どもたちにとって、そしてご家族にとっても、家庭・学校以外の第三の居場所として、地域に関わるキッカケに、「神ちゃん家」を利用してみてはいかがですか?
神ちゃん家 (かんちゃんち)
この記事を書いたひと
りょう
歩くのが好き。
この地域のこの街の今起きていること、これから起きることなど
お役立ち情報を発信していきます。