知っておくと安心!横浜市の教育相談と、よこはま子ども・若者相談室

子育てをしていると、「うちの子、これで大丈夫かな?」と心配になること、ありますよね。
学校のこと、友達との関係、勉強のつまずき…。
子どもの成長には喜びと同じくらい、悩みや迷いもついてきます。
そんなときに頼れるのが、横浜市が行っている「教育相談」です。
家庭や学校だけでは解決しにくい悩みを、専門の先生と一緒に考えることができる仕組み。
知っておくだけでも心強いサービス。
今必要のない方にも、頭の片隅に留めておいてもらえたらと思ってご紹介します。
目次
どんなことを相談できるの?

横浜市の教育相談は、実はとても幅広い内容に対応しています。
- 不登校や登校しぶり
朝になると体調不良を訴えたり、教室に入れなかったり…。無理に学校へ行かせようとすると親も子もつらいものです。
相談では、お子さんの気持ちを理解しながら学校生活につなげる方法を一緒に考えてくれます。 - 勉強や集中の悩み
「漢字が覚えられない」「算数が苦手」「集中が続かない」など、学習面での困りごと。
具体的な学び方の工夫や支援のヒントが得られます。 - 友達関係や集団生活
「友達とうまく遊べない」「トラブルになりやすい」「集団に入れない」など。どう関わっていけば良いのか、親としても悩むところ。
専門家の視点からアドバイスを受けられます。 - 発達や行動の特徴
落ち着きがない、言葉の遅れが気になる、こだわりが強い…。
発達特性への理解や対応の仕方を相談できます。 - 生活習慣や子育て全般の悩み
夜更かしや朝起きられない、スマホやゲームの使いすぎなど、家庭の生活リズムに関することも相談できます。
「ちょっと気になるけど、誰に相談したらいいかわからない」――そんな時にぴったりの窓口です。
相談するとどんな効果がある?

教育相談を利用することで得られるのは、具体的な解決方法だけではありません。
- 気持ちを言葉にすることで整理できる
- 客観的なアドバイスで安心できる
- 「一人で抱え込まなくていい」と思える
実際に利用した保護者からは、「話すだけで気持ちが軽くなった」という声も多いそうです。
プライベートなことなので、身近な人に相談するのは少し抵抗ある…ということもあるかと思います。
悩みを共有できる相手がいることで、気持ちが軽くなりそうですね。
どこで相談できるの?利用の流れは?
相談内容によって相談先が異なります。
一般教育相談
電話相談
小中学生の不登校・友人関係・学習・進路・セクシャルハラスメントなど、学校生活上の困りごとについての相談を受け付けています。
- 月曜日から金曜日(祝日・振替休日を除く。)の9時00分から17時00分まで
- 電話:045-624-9414
専門相談
心理相談(面接・要電話予約)
お子さんの心理に関する相談を受け付けています。
- 月曜日から金曜日(祝日・振替休日を除く。)の9時00分から17時00分まで
- ご利用につきましては、学校のカウンセラーへご相談ください。
医療相談(面接・要電話予約)
お子さんの医療に関する相談を受け付けています。
ご利用につきましては、学校のカウンセラーへご相談ください。
24時間子どもSOSダイヤル
市内在住・在学の子ども及びその保護者を対象に、いじめ、困ったことや悩みなどについて相談員が一緒に考えます。
通年(365日24時間体制)
電話:0120-078-310(フリーダイヤル)※いじめ110番は24時間SOSダイヤルに名称変更しました。
いじめ110番の電話番号(0120ー671ー388)におかけにならないよう、ご注意ください。学校生活あんしんダイヤル(いじめの申し立て窓口)
いじめや不登校に悩んでいる、でも、学校には相談しにくい…。そんな時は一人で抱えず、お電話ください。スクールソーシャルワーカーが、どうしたらよいかを一緒に考えます。
- 電話:045-624-9081
- 開設日:火曜日、水曜日、木曜日、金曜日(年末年始等、相談をお休みすることがあります)
- 開設時間:9時から17時
- 対象:横浜市立の学校に通う児童生徒とその保護者
スクールカウンセラーによる教育相談
臨床心理士等の資格を持つ心の専門家であるスクールカウンセラーが、週1日程度、学校へ訪問し、暴力行為や不登校、いじめ等について、児童生徒・保護者及び教職員の相談に応じます。
- 配置校:市立小・中・義務教育学校及び高等学校の全校、特別支援学校のうち一部の学校
スクールカウンセラーについての詳細はこちら スクールカウンセラー活用事業
その他の相談窓口、相談機関等
お子さんの不登校やひきこもり、非行、障害のある幼児・児童生徒の教育全般にかかわる問題、心身の発達に関わる事等について、横浜市内の主な公的機関等が相談に応じます。
子育てに関する相談窓口リーフレット(PDF:2,656KB)
横浜市HPより
まずは電話から気軽に始められるところもあるのがうれしいところです。
もうひとつの窓口「よこはま子ども・若者相談室」

教育相談に加えて、横浜市には 「よこはま子ども・若者相談室」 もあります。
こちらは、不登校やひきこもり、友人関係や進路のことなど、より幅広い年齢や状況の子ども・若者とその保護者を対象にしています。
たとえば…
- お友だちや先生とうまくいかない
- 気持ちがモヤモヤしている
- 親や家族には相談できない
- 学校に行けないまま年齢が上がってきた
- 家にこもりがちで将来が心配
- アルバイトや進学など進路について誰かに相談したい
といったケースでも、専門の相談員が一緒に考えてくれます。
必要に応じて関係機関や支援制度につなげてもらえるので、長期的なサポートにもつながります。
よこはま子ども・若者相談室の利用方法

対象
横浜市内に住む 39歳以下の子ども・若者 とそのご家族などが対象です。
年齢が上がっても学校や社会との関わりに悩むことはありますが、そうした状況にも寄り添ってくれるのがこの窓口です。
相談受付日時
毎日(平日・土日・祝日・年末年始を含む)、時間は 14時から21時まで。
学校や仕事が終わったあとでも利用できる時間帯なのが、とても助かります。
相談方法
- LINE公式アカウント「よこはま子ども・若者相談室」 を友だち追加
- 心理カウンセラーなどの専門相談員が、LINEチャット(メッセージ)でリアルタイム対応
電話より気軽に、日常のLINE感覚で相談できるのが大きな特徴です。
※この取り組みは横浜市の窓口です。神奈川県では神奈川県独自で窓口があります。
横浜市以外の方は、神奈川県の「かながわ子ども・若者総合相談LINE」をご利用ください。
知っておくだけで心強い「教育相談」と「よこはま子ども・若者相談室」

子どもの成長には、親だけでは解決できない悩みがつきもの。
だからこそ「困ったときはここに相談できる」と知っていることが、親の心を軽くしてくれます。
教育相談は、子育て家庭にとって“心のお守り”のような存在。
学校生活や友達のこと、勉強のことって、ひとりで抱えているとすごくしんどくなることがあります。
でも、「困ったときに話を聞いてくれる場所がある」って知っているだけで、気持ちがちょっと楽になります。
よこはま子ども・若者相談室は、子どもが気持ちを安心して話せる“オンラインの居場所”のような存在。
利用しなくても、知っておくだけで安心です。
何かの時のために、ぜひ覚えておいてくださいね。
地域での暮らしに役立ったら嬉しいです。

この記事を書いたひと
帰ってきたよっしー(中の人)
やっぱりこの町が好きなんだなぁ…やっぱり地域の魅力(想い)話を聞きたいし、それを伝えたいなぁ…
自分も投稿しようと筆を取った、帰ってきた中の人。