「あったらいいな」を形にする。この仕事を好きな理由【YYファミリーキッチン 連載第6話】

YYファミリーキッチン籔本さん

「この仕事の、どんなところが好きですか?」

今回は、籔本さんにそんな問いを投げかけてみました。

お話を伺っていくと見えてきたのは、YYファミリーキッチンのサービスは、単に「便利だから」「需要があるから」生まれたものではないということ。

今回は、籔本さんがこの仕事を好きな理由と、その根っこにある思いに触れていきます。

「もっと喜んでもらうには?」を考える時間が好き

籔本さんが「この仕事が好きだな」と感じるのは、商品が売れたときだけではありません。

保育園や幼稚園を訪れ、先生方と話したり、子どもたちの様子を見たりしながら、

「こんなことができたら、もっと喜んでもらえるのでは?」

と考えている時間が好きなのだそうです。

特に好きなのが、何もないところから、新しい仕組みや企画を考えること。

「こんな商品があったらいいな」

「こんな場所で販売できたら、もっと多くの人に届けられるかもしれない」

そんなふうに考えていると、次々とアイデアが浮かんできます。

もちろん、すべてが思い通りになるわけではありません。

営業に行って断られたり、企画がなかなか進まなかったりすることもあります。

それでも、まだないものを考え、少しずつ形にしていく。

そして、それが誰かの暮らしを少し豊かにする。

そこに、この仕事ならではの面白さを感じていらっしゃいました。

保育を離れても、想いはつながっている

保育園お迎えシーン

籔本さんは、保育士として3年、幼稚園教諭として5年、認可保育園の園長として8年間、子どもたちや保護者と関わってきました。

保育の仕事と、現在の夕食支援。

一見すると違う仕事ですが、

「私の中では、ずっとつながっています」

と籔本さんは話します。

保育の現場で見てきたのは、仕事と子育てを両立しながら、毎日を懸命に過ごす保護者の姿でした。

籔本さん自身も、3人の子どもを育ててきたお母さんです。

だからこそ、夕方のお迎えのあとに待っている「夕食づくり」の大変さも知っています。

今の夕食支援は、保育の現場で感じてきた課題を、別の形で支える仕事。

園の事情を知っているからこそ、サービスを提案するときにも、園の負担や先生方の立場まで考えることができます。

仕事の形は変わっても、子どもや子育て家庭を支えたいという思いは変わっていません。

大変でも続けるのは、届けたい幸せがあるから

園児かご車でお散歩

新しい事業を続けていく中では、壁にぶつかることもあります。

売上が思うように伸びないこと。

考えた企画が前に進まないこと。

経営者として、利益や人材のことも考えなければなりません。

それでも続ける理由は、シンプルです。

「やっぱり届けたいものがあるから」

籔本さんが届けたいのは、夕食だけではありません。

食事の準備にかかる時間が少し減ることで生まれる、親子で過ごす時間や心のゆとりです。

そしてもうひとつ、籔本さんが思い描いていることがあります。

それは、保育園や幼稚園が持っている力を、もっと社会に生かしていくこと。

園には、子どもたちを支えてきた専門性や経験、地域とのつながりがあります。

夕食支援も、その力を園の外へ広げていくひとつの方法なのかもしれません。

人と繋がることで、できることが増えていく

広がる人との繋がり

また、籔本さんが日々の活動の中で嬉しく感じる瞬間があります。

今の仕事を始めてから、籔本さんが出会う人の幅も大きく広がりました。

保育関係者だけでなく、企業や地域など、さまざまな分野で活動する人たち。

違う仕事をしていても、「子どもや子育て家庭を応援したい」という思いでつながれる人がいることを知りました。

そして、一人ではできないことも、人との出会いによって形にできることがある。

それも、この仕事を始めて気づいたことのひとつです。

「まだできることがある」

「もっと挑戦してみたい」

年齢やこれまでの経験にとらわれず、今も新しいことを考えることが楽しい。

籔本さんの話からは、そんな好奇心も伝わってきました。

「誰かの力になりたい」から始まるもの

YYファミリーキッチンの商品

ここまでお話を伺って、ふと思ったことがあります。

サービスの価値は、「価値のあるものを作ろう」とするところからだけ、生まれるものではないのかもしれません。

「〇〇の力になりたい」

そんな思いがあって、

「そのために、何ができるだろう?」

と考える。

YYファミリーキッチンの「あったらいいな」は、そんなところからひとつずつ形になってきたのだと感じました。

籔本さんにとって、誰かの役に立つことと、新しいことに挑戦すること。

そのふたつが重なる今の仕事は、まだまだ可能性にあふれているようです。

次回予告

次回のテーマは、「地域との関わり」。

籔本さんのお話の中には、「保育園が持っている力を、もっと地域に生かしていきたい」という想いもありました。

保育園と地域がつながることで、どんなことができるのでしょうか。

次回は、YYファミリーキッチンが考える「地域とのつながり」について伺います。

YYファミリーキッチン

もっと人にフォーカス!ローカル連載

地域の人やお店、活動している人の“想い”や“日常”を、少しずつ深く知ることができるのが連載記事の楽しさです。
このコーナーでは、神大寺・片倉エリアでがんばる人たちやお店のストーリー、地域の取り組み、暮らしのヒントなどを、シリーズ形式でお届けしていきます。

一度読んで終わりではなく、回を重ねるごとに少しずつ見えてくる背景や人柄。
そんな“地域の物語”を、ゆっくり楽しんでいただけたらうれしいです。

投稿記事について

このページに掲載されている画像は、かんだいじナビ掲載用に提供していただいたものです。
外部へ転載・コピーは一切認められていません。
掲載情報は、取材時の内容となっています。現在の内容とは異なる場合がございます。
最新情報は直接お問い合わせください。