横浜に近くて、どこか落ち着く。ワカバヤシで働いて見えてきた、この街の住まい【ワカバヤシ連載第2話】

横浜駅に出やすい場所でありながら、少し歩くと昔ながらの住宅地が残っている。
坂道があり、細い道があり、長く住んでいる人の気配もある。
この地域には、便利さだけでは語りきれない空気があります。
ワカバヤシの連載、第1回では、リ・ライフ部の米谷ひかりさんに、住まいの仕事を始めたきっかけや、現場で大切にしていることを伺いました。
第2回となる今回は、営業部の原田大輝さんにお話を伺います。
テーマは「この街との出会い」。
ワカバヤシで働く人の目には、この地域の住まいや暮らしはどのように映っているのでしょうか。
目次
横浜で生まれ育ったからこそ、地元に関わる仕事へ

原田さんは、横浜で生まれ育ちました。
そのこともあり、いつか地元に貢献できる仕事がしたいという思いがあったそうです。
そんな中で出会ったのが、地域に根ざして、お客様の暮らしに深く関わる“地元密着”の仕事でした。
住まいの仕事は、単に家を売る、建てる、直すというだけではありません。
その人がこれからどんな暮らしをしていくのか。
家族構成はどう変わっていくのか。
通勤や買い物、子育て、休日の過ごし方まで、暮らしの背景とつながっています。
地元に関わる仕事がしたい。
その思いと、住まいを通して人の暮らしに関わる仕事が、原田さんの中で自然につながっていったのかもしれません。
横浜駅に近い。でも、落ち着きも残っている街
この地域の住まいの特徴について、原田さんは「横浜駅へのアクセスの良さ」と「昔からの住宅地としての落ち着き」の両方を挙げてくれました。
たしかに、横浜駅に出やすいという便利さは、この地域の大きな魅力です。
買い物や通勤、通学などを考えたとき、横浜駅に近いことは暮らしやすさにつながります。
一方で、駅前のようなにぎやかさとは少し違い、昔からの商店街や住宅地の雰囲気も残っています。
道を歩いていると、古くからあるお店や、少し懐かしい空気を感じる場所もあります。
便利だけれど、生活の場所として落ち着ける。
そのバランスが、この街らしさなのかもしれません。
坂道や細い道路も、この街の住まいを考える大切な要素

ただ、良いところだけではなく、この地域ならではの住まいの難しさもあります。
原田さんが話してくれたのは、坂道や細い道路、敷地条件に特徴がある場所も多いということです。
このあたりに住んでいる方なら、「たしかに」と感じる方も多いのではないでしょうか。
車が入りにくい道。
高低差のある土地。
隣の家との距離感。
昔からの住宅地だからこその、独特の条件があります。
だからこそ、住まいを考えるときには、その土地に合った設計力や、建て替えの提案が大切になります。
どこにでも当てはまる一般的な提案ではなく、その家、その土地、その暮らしに合わせて考えること。
地域に根ざして住まいに関わる仕事には、そうした細やかさが求められるのだと感じます。
みなとみらいのような街並みとは違う、地元との距離感
横浜市内といっても、地域によって雰囲気は大きく違います。
原田さんは、このあたりについて「みなとみらいのような華やかさや、ニュータウンのような整った街並みとはまた違う」と話していました。
たしかにこの地域は、きれいに区画整理された新しい街とは少し違います。でもその分、地元との距離が近く、長く住むほど愛着が湧くような空気があります。
顔なじみのお店ができたり、いつもの道ができたり、季節ごとに見える景色が少しずつ変わったり。
派手さはなくても、日々の暮らしの中でじわじわと好きになっていくような街です。
住まいを探す人が求めているのも、ただ便利な場所というだけではないのかもしれません。
便利さと、地元らしさ。
その両方を大切にしたい人にとって、この地域は選びやすい場所なのだと思います。
この街で家を探す人に多いこと
この街で家を探す方について、原田さんは「横浜駅や都心へのアクセスの良さを重視しながらも、日々の暮らしやすさや地域の温かさを大切にする方が多い」と話してくれました。
たとえば、通勤のしやすさは大事。でも、家に帰ってきたときに落ち着けることも大事。
駅や商業施設への近さは便利だけれど、暮らす場所としての安心感もほしい。
家探しでは、どうしても価格や広さ、駅からの距離など、条件に目が向きがちです。
もちろんそれも大切です。
でも実際に暮らしていくことを考えると、街の空気や生活のしやすさも、同じくらい大事になってきます。
この地域には、その両方をほどよく求める人が集まりやすいのかもしれません。
モデルハウスという、街との接点

原田さんに個人的に好きな場所を聞くと、ワカバヤシのモデルハウスを挙げてくれました。
モデルハウスというと、少し身構えてしまう方もいるかもしれません。
「家を買う予定がないと行きづらい」
「営業されそうで不安」
そんなイメージを持つ方もいると思います。
でも原田さんが好きだと話してくれたのは、インテリアやクロス、照明など、細かなところまでこだわっている空間としての魅力でした。
ただ見るだけではなく、そこで過ごす時間の心地よさを感じられる場所。
住まいのヒントを見つけられる場所。
そんなふうに受け取ると、モデルハウスは少し身近に感じられるかもしれません。
月に一度、フリーオープンも行っているそうです。
家づくりをすぐに考えていなくても、「こんな暮らし方もあるんだな」と見に行ける場所が地域にあるのは、住民にとってもちょっと面白い存在です。
街を知ることは、住まいを知ること
今回の話を聞いていると、ワカバヤシとこの街の関係は、単に「この地域で住宅の仕事をしている会社」というだけではないように感じました。
坂道があること。
細い道があること。
昔ながらの住宅地があること。
横浜駅に近く、便利さもあること。
そして、派手ではないけれど、長く暮らすほど愛着が湧くこと。
そうした地域の特徴を知っているからこそ、できる提案がある。
この街で住まいに関わるというのは、建物だけを見ることではなく、街そのものを見ていくことでもあるのだと思います。

次回予告
第1回では、米谷さんの「現場の記憶」から、住まいの仕事のはじまりをたどりました。
そして今回は、原田さんの視点から、この地域の住まいの特徴や、暮らしの空気を聞かせてもらいました。
同じワカバヤシの中でも、見えている景色は人によって少しずつ違います。だからこそ、この連載では毎回違う角度から、住まいと街の関係をたどっていきたいと思います。
次回は「住まいづくりのうらがわ」のお話。
普段、私たちが目にするのは完成した家やきれいに整った空間ですが、その前にはたくさんの準備や工夫、現場でのやりとりがあります。
家ができあがるまでに、どんな人が、どんなことを考えて動いているのか。
次回は、そんな少し見えにくい部分をのぞいてみたいと思います。
株式会社ワカバヤシ
もっと人にフォーカス!ローカル連載
地域の人やお店、活動している人の“想い”や“日常”を、少しずつ深く知ることができるのが連載記事の楽しさです。
このコーナーでは、神大寺・片倉エリアでがんばる人たちやお店のストーリー、地域の取り組み、暮らしのヒントなどを、シリーズ形式でお届けしていきます。
一度読んで終わりではなく、回を重ねるごとに少しずつ見えてくる背景や人柄。
そんな“地域の物語”を、ゆっくり楽しんでいただけたらうれしいです。
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