神奈川区の「かながわ支え愛プラン」第5期がスタート。神大寺・片倉の地域づくりを住民目線で紹介♪

出典:レアリア

神奈川区で進められている「かながわ支え愛プラン」をご存じでしょうか。

名前だけ聞くと、少し行政の計画らしく感じるかもしれません。でも中身を見ていくと、実は私たちの暮らしにかなり近いものです。

たとえば、近所での見守り。

子育て中の家庭が孤立しないための居場所づくり。

高齢の方が安心して暮らせる地域のつながり。

防災や防犯、地域の情報発信。

こうした「このまちで安心して暮らし続けるための取り組み」を、地域ごとに考えて進めていく計画が「かながわ支え愛プラン」です。

神奈川区では、第5期となる計画が始まりました。期間は令和8年度から令和12年度まで。

今回の第5期では、これまでの理念を引き継ぎながら、新たに「子ども・子育て世代にやさしい計画」「多様性への理解」「デジタル技術の活用促進」も大切な要素として加えられています。

冊子のデータをこちらからダウンロード(PDF:22,029KB)できます。

かながわ支え愛プランって、何を目指しているの?

第5期かながわ支え愛プランの基本理念は、

「誰もが住み慣れた地域で、健やかに、安心して暮らせるまちをみんなでつくろう」

というものです。

大きな柱としては、

  • ひとりぼっちにならないまち
  • みんながチカラを発揮するまち
  • 様々なチカラがつながり合うまち

の3つが掲げられています。

行政だけが何かをするのではなく、自治会・町内会、社会福祉協議会、地域ケアプラザ、学校、子育て支援団体、民生委員、ボランティア、そして地域に暮らす一人ひとりが少しずつ関わりながら、安心できる地域をつくっていこうという考え方です。

つまり、これは「福祉の計画」というより、私たちの暮らしを支える“地域の土台づくり”の計画と言った方が近いかもしれません。

神大寺地区のテーマは「つながり支え合うまち 神大寺」

神大寺地区の第5期計画では、テーマとして

「つながり支え合うまち 神大寺」

が掲げられています。

神大寺地区は、農地や緑もあり、住み心地のよい地域です。長く住み続けている方だけでなく、Uターンで戻ってきた方、外国籍の方など、さまざまな人が暮らしていることも特徴として紹介されています。

また、神大寺地区センターがあり、多くの人の交流の場になっていること、自治会・町内会のホームページや神大寺ナビなど、地域の情報発信ができる仕組みがあることも、地区概要の中で触れられていました。

地域の情報発信に関わっている立場として、こうした形で「神大寺ナビ」にも触れていただいていることは、とてもありがたいことです。

地域の情報は、ただ発信すればよいというものではありません。

必要としている人に、必要な時に届くこと。そして、地域で暮らす人が「そういう場所があるんだ」「そんな活動があるんだ」と知るきっかけになること。

神大寺ナビも、これからもその一つの役割を担っていけたらと思います。

神大寺地区では、これまでも防犯パトロール、神大寺地域交流祭、ランタンまつり、ボッチャ大会、サロン、学援隊、子育て支援の場、高齢者向けの配食活動など、さまざまな取り組みが行われてきました。

特に、子どもたちの登下校を地域で見守る神大寺小学校学援隊は、2026年度の神奈川区交通安全功労者表彰で団体の部に選ばれています。

長年にわたる交通安全への取り組みが、地域の安心につながっていることが伝わる、とても誇らしいニュースです。

こうした活動は、普段の暮らしの中では当たり前のように見えるかもしれません。

でも、朝の通学路に立ってくれる人がいること、危ない場所を気にかけてくれる人がいることは、子育て世代にとって大きな安心です。

「支え合い」という言葉は少し大きく聞こえますが、実はこうした日々の見守りこそが、地域福祉の土台になっているのだと思います。

片倉地区のテーマは「見守りから広げる片倉」

お弁当

片倉地区の第5期計画では、

「見守りから広げる片倉」

というテーマが掲げられています。

片倉地区は、地域に根差した魅力的な行事が多く、顔見知りになるきっかけがある地域として紹介されています。防災イベントでは消防署、消防団、小学生なども地域に関わり、とても充実しているとのことです。

交通機関、公園、医療機関、学校などへのアクセスがよく、住環境のバランスがよいことも特徴です。また、自治会町内会が率先してまちの美化に取り組んでいること、畑があり地場野菜が買える販売所があることも、片倉らしい魅力として挙げられています。

片倉地区では、「見守り」をキーワードに、誰もが安心して暮らせるまちを目指しています。

目標は3つあります。

1つ目は、見守りから広げる「安心できる」まち
防災意識の向上や、災害時の連絡手段の確認、災害時に対応できる支え合いの仕組みづくり、防犯への備えなどが含まれています。

2つ目は、見守りから広げる「支え合う」まち
日頃から挨拶を交わし、隣近所の顔が見える環境をつくること。集いの場を活用して、赤ちゃんから高齢者まで支え合う輪を広げること。移動支援や買い物支援など、孤立しない地域づくりも大切な取り組みです。

3つ目は、見守りから広げる「つながり合う」まち
若い世代が地域に参加できる機会を増やすこと、転入者や自治会未加入の方にも地域への関心を持ってもらうため、インターネットなどを活用した情報発信に工夫を加えること、赤ちゃんから若者まで元気な「かたくらっ子」を育てようという内容です。

片倉地区の計画を見ていると、「見守り」は高齢者だけのものではないことがわかります。

子どもを見守る。

子育て家庭を見守る。

ひとり暮らしの方を見守る。

新しく引っ越してきた方が地域から孤立しないように見守る。

そう考えると、見守りは特別な活動ではなく、地域の中で自然に生まれるやさしい関係性なのかもしれません。

計画を知ることも、地域参加の第一歩

未就学児の写真

こうした計画を読むと、「地域ではこんなにいろいろな活動があるんだ」と改めて気づかされます。

一方で、実際にはまだ知られていない活動も多いかもしれません。

近くでサロンが開かれていても、知らなければ参加できません。

防災や防犯の取り組みがあっても、情報が届かなければ関わるきっかけがありません。

だからこそ、これからの地域づくりには「情報を届けること」も欠かせないのだと思います。

掲示板、回覧板、広報紙、ホームページ、SNS、地域メディア。

それぞれの手段に役割があります。

紙の情報が届きやすい人もいれば、スマホで見る方が便利な人もいます。

大切なのは、どちらか一つに絞ることではなく、いろいろな形で地域の情報に触れられるようにしていくこと。

神大寺や片倉で暮らす人が、地域の活動を知り、少し関心を持ち、必要な時に頼れる先を見つけられる。

そんな流れが少しずつ広がっていくと、地域はもっと暮らしやすくなるはずです。

私たちの暮らしのすぐ近くにある「支え合い」

公園全体

「かながわ支え愛プラン」と聞くと、少し大きな計画のように感じます。

でも、実際には、毎日の暮らしのすぐ近くにあるものです。

道で会った人にあいさつをする。

地域の掲示板を見てみる。

気になるイベントに行ってみる。

子どもや高齢の方が困っていそうな時に、少し気にかける。

地域の情報を家族や近所の人に伝える。

そうした小さな行動も、きっと「支え愛」の一部です。

第5期かながわ支え愛プランは、令和8年度から令和12年度まで続く地域の計画です。

神大寺地区も、片倉地区も、それぞれの地域らしさを大切にしながら、安心して暮らせるまちづくりを進めていきます。

まずは、自分の住んでいる地区の計画を少しのぞいてみるところから。

このまちで暮らす一人として、地域のことを知るきっかけになればうれしいです。


第5期かながわ支え愛プランの冊子や地区別リーフレットは、神奈川区役所福祉保健課、神奈川区社会福祉協議会、神奈川区内の地域ケアプラザ・地域包括支援センターなどで配布されています。

この記事を書いたひと

らいおんまる(神大寺ナビ3代目編集長)

神大寺片倉町エリアに越してきて40数年、正直今まで近所に興味はなかった私…。「かんだいじナビ」を見てこの地域の良さを少しずつ知るようになりました。以前の私と同じように思っている方、お引越しされてきた方たちに、少しでもこの地域の魅力を伝えられたらなぁと思っています。
WEBスキルは…不足気味ですがよろしくお願いします。