匠の技が光る鉄道模型 パーツにこだわる稲見鉄道模型製作所
皆さんこんにちは。
寒さに震えていませんか?
早いものでもう12月!
年々時間の経過が早く感じるのは何故なんでしょうか…
その12月も残すところ約3週間となりました。
早いですね〜
12月は師走とも言いますが、その由来は「師匠の僧がお経をあげるために東西を馳(は)せる忙しい月」という説から来ているんだとか。
読んで字の如くですが、私はその由良をつい最近知りました(^_^;)
さて、今日ご紹介したいのは
神大寺の高台にある神大寺入口バス停付近にある隠れたお店です。
しかし一般的なお店ではなく超専門店。
その名も稲見鉄道模型製作所さんです!
お近くに住んでいる方は、ご存知かもしれませんね。
私も知ってはいましたけど、中に入った事はありません。
Nゲージとかが動き回っているなかなぁ
なんて想像しつつ、ちょっとお話し聞いて来ました!
こんにちは〜
さっそく中に入ってみると、そこには工作機械がギッシリ!
町工場みたいです^^
「いらっしゃい」と優しい笑顔で迎えてくれたご主人
そのご主人の後ろには、鉄道模型や細かな部品が並んだショーケースがあります。
食い入るように覗き込む私…
この模型は全てこちらで製作したものなんですか?
プラモデル世代の私、興味津々です。
優しいご主人は丁寧にいろいろ教えてくれました。
鉄道模型にはいろいろな規格があります。
日本の鉄道模型で耳馴染みなのはNゲージではないでしょうか。
私も子どもの頃、遊んだ事があります。
線路をつなぐ時に無理やり差し込んで、つなぎ目をダメにしちゃうんですよね。
このNゲージは線路幅が9ミリ。
サイズが小さいので狭い場所でも比較的扱いやすく、日本国内で広く普及されています。
しかし目の前にある模型はもっと大きな模型です。
ご主人に伺ったところ、こちらで製作している模型は線路幅が32ミリのO(オー)ゲージ。
今では様々な規格のある鉄道模型ですが、線路幅32ミリが元々世界標準規格なんだそうです。
Oゲージ、はじめて聞きました。
実物を見せていただきましたが、とても迫力があるサイズです!
稲見鉄道模型製作所さんでは、主にこのOゲージの鉄道模型を製作されているそうです。
しかし!
製作といってもただパーツを組み合わせるだけじゃありませんよ
もっと凄いんです!
何が凄いのか、まずは下の写真を見てみてください^_^
…
この部品は、電車のボディの下部分になる骨組みなんですが…
写真を見て何か気付きますか?
電車の揺れを吸収する役目の板バネ(車で言うならサスペンション)のところをよく見て下さい。
これ1枚1枚小さな鉄板を重ねているんです!
よくある模型では、このような部品は型で作っていて見た目は現物に近く作るけど、動きまでは作りません。
でも稲見鉄道模型製作所さんでは、このように本物同様に1枚1枚の板を重ねる事でちゃんと動きまで再現しているんです。
このように本物により近く再現できるのがOゲージならではなんだそうです♪
大きいサイズにはそう言った魅力もあるんですね。
実は…
さっきの写真には、もっと凄い技が隠されているんです!
それは…
写真右手にある…
こちら!
ん⁈
皆さん「何これ?」って感じですか?
実はこれ、ただポッチが貼り付けられているんじゃないんです。
ちゃんと車体に刺さったボルトなんです!
直径1ミリぐらいの物凄い小さなボルトです。
よく見て下さい。
なんと六角ボルト!
これ、手作業なんだそうです。
こんなところまでこだわっているなんて
ご主人凄いです!
ご主人曰く、鉄道模型はこだわりをお持ちの方が多い世界。
本物の鉄道に再現する為一般的に販売されていない部品を欲しがる方が多いんだそうです。
例えば、何年の何月にどこどこで走っていた試運転用の電車を作りたい。とか^_^
そうなると実際の電車も一般的な電車ではなく、たまたまその日に付けていた部品があったりするそうで、それを再現するパーツは基本的に販売されてなく手作り部品になるそうです。
そこで声がかかるのが稲見鉄道模型さんのような匠の技を持つ職人さんなんですね。
稲見鉄道模型さんには、海外からの制作依頼があった事もあるそうです。
鉄道模型は世界共通の趣味の世界なんですね。
この後もご主人はとても優しく沢山の事を教えてくれました。
ちなみにご主人は町内会長でもあり、地域の事にもお詳しいんです^_^
凄い技を見せていただきました!
ご主人ありがとうございます。
稲見鉄道模型製作所さんでは、鉄道模型の販売だけでなく修理も行っているそうです。
鉄道模型が家のどこかに眠っている方、久しぶりに探してみてはいかがですか?
工作機械を見てるとなんだかワクワクしますよね〜
男心をくすぐるというか、何というか…
何か作ってみたい!みたいな気持ちになります。
使い方は分かりませんが…f^_^;
ではでは
稲見鉄道模型製作所
営業時間 13:00~18:00
定休日 日曜・祝日定休/水曜臨時休業あり
住所 神奈川区神大寺3-11-8
電話 045-481-0311
Web http://inamimodel.jimdo.com/
鉄道模型のパーツ販売だけでなく、破損してしまった鉄道模型の修理や改良を行ってくれる、鉄道模型のお医者さん的存在のお店。
この記事を書いたひと
よっしー(神大寺ナビ初代編集長)
食べる・呑む・遊ぶが趣味。楽しい事大好き!をA面に出すが、B面にはめんどくさがりでコミュ力の低いおじさんの顔を持ち合わせている。実はITの知識は全て検索とGoogle先生頼りでここまでやってきた。ブラインドタッチもできないおじさんでも、地域をもっと便利にし多様な手段で多様な繋がりを創造したいと想像している…